酸敗(さんぱい)

清酒の醪(もろみ)に含まれる乳酸菌が増殖することで酸度が異常に高くなり、酒の香味が悪くなること。醪を低温に保つことで「乳酸菌」の働きを不活性化し、酸度の上昇を抑えることが可能である。なかには、アルコール耐性があり低温にも強い乳酸菌も存在する。これらが「酸敗」や「腐造」といった現象を引き起こす要因となる。