米麹(こめこうじ)

冷ました蒸米に繁殖させたコウジカビが、蒸米全体に菌糸を伸ばして酵素を出すことで、でんぷん質を分解し糖化させた状態。古来より日本や中国などでは、米や麦などの穀物にカビ類を繁殖させて麹(こうじ)をつくり、清酒や味噌、醤油などの発酵工程に用いてきた。この「麹造り」に必要不可欠なのが「コウジカビ」である。